この記事の結論

保育士は児童福祉法に基づく「福祉」の国家資格で、0歳から就学前までの子どもの生活全体を支えます。幼稚園教諭は学校教育法に基づく「教育」の教員免許で、満3歳から就学前の子どもに教育を行います。管轄(こども家庭庁/文部科学省)、対象年齢、1日の預かり時間、休みの取り方が違い、給料はほぼ同水準です。認定こども園の増加で両方を求める求人が増えており、保育士が幼稚園教諭免許を取る「幼保特例制度」は2029年度末まで使えます。どちらが向くかは「生活を支えたいか、教育に関わりたいか」「長時間シフトと長期休暇のどちらが合うか」で判断できます。

  • 資格・管轄・対象年齢・勤務時間・休み・仕事内容・給料の7項目の違いが一覧で分かる
  • どっちが大変か、どっちが難しいか、どっちが向くかの判断軸が分かる
  • 保育士が幼稚園教諭免許を取る方法と、認定こども園・保育教諭の仕組みが分かる

保育士と幼稚園教諭は、どちらも「子どもの先生」ですが、根拠となる法律から仕事の性質まで、はっきりと違う職業です。ただし近年は、幼稚園と保育園の機能を併せ持つ認定こども園が急速に増え、両方の資格を持つ「保育教諭」が求められるようになったことで、境目は以前より曖昧になっています。

この記事では、これから資格を目指す方、すでにどちらかを持っていてもう一方を検討している方、転職先として保育園と幼稚園で迷っている方に向けて、制度の違いから働き方の実感の違い、資格の取り方、向き不向きまでを順に整理します。

監修者 江波戸 純希
この記事の監修

江波戸 純希えばと よしき

WEBBOX合同会社 代表社員/スキマほいく 編集責任者

職業紹介責任者講習を修了し、有料職業紹介事業の許可を受けた株式会社GRADに在籍して、看護師専門の人材紹介サービス「ナースJJ」で転職支援を担当。この職業紹介に関する経歴は、本サービス以外での実務経験です。現在はWEBBOX合同会社の代表社員として保育士向けの求人情報サービス「スキマほいく」を運営し、厚生労働省・こども家庭庁の一次情報にあたりながら記事内容を確認しています。

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この記事の目次開く閉じる
  1. 保育士と幼稚園教諭の違い【7項目の比較表】
  2. 制度の違い|根拠となる法律・管轄・目的
  3. 資格の違い|保育士資格と幼稚園教諭免許の種類・取り方
  4. 仕事内容の違い|「養護と教育」と「教育」
  5. 1日のスケジュールの違い【比較】
  6. 勤務時間・休み・年間スケジュールの違い
  7. 給料の違い|どっちが高い?
  8. どっちが大変?どっちが難しい?
  9. 保育士・幼稚園教諭それぞれのメリット・デメリット
  10. 認定こども園と「保育教諭」|両方の資格が求められる理由
  11. 保育士が幼稚園教諭免許を取るには【幼保特例制度は2029年度末まで】
  12. 幼稚園教諭が保育士資格を取るには
  13. 両方の資格が取れる学校・両方持つメリット
  14. 保育園から幼稚園へ、幼稚園から保育園へ転職するときの注意点
  15. どちらが向いている?判断のための5つの問い
  16. サポートを受けて転職したい人向けの転職エージェント
  17. 保育士と幼稚園教諭の違いに関するよくある質問
  18. まとめ:違いは「福祉か教育か」、境目は「こども園」で溶けている

保育士と幼稚園教諭の違い【7項目の比較表】

項目保育士幼稚園教諭
根拠法児童福祉法学校教育法・教育職員免許法
管轄こども家庭庁(2023年3月までは厚生労働省)文部科学省
資格の性質国家資格(登録制)教員免許(専修・一種・二種)
働く場所保育所、認定こども園、児童福祉施設、企業内・院内保育、児童発達支援など幼稚園、認定こども園
対象年齢0歳〜就学前満3歳〜就学前
目的保護者の就労等により保育を必要とする子どもの「養護と教育」幼児期の「教育」(学校教育の始まり)
1日の預かり時間原則8時間、標準11時間(延長あり)標準4時間(預かり保育で延長)
休み日曜・祝日。土曜は交代出勤。長期休暇は少ない土日祝。夏休み・冬休み・春休みあり(預かり保育・研修あり)
勤務形態早番・中番・遅番のシフト制固定時間が中心
平均年収約400万円台前半(上昇傾向)ほぼ同水準〜やや高め

表の中でもっとも実感に影響するのは、「1日の預かり時間」と「休み」です。保育園は開所時間が12時間前後あるためシフト勤務になり、幼稚園は午後2時ごろに子どもが帰るため午後は事務や準備の時間になります。この差が、働き方の違いをほぼ決めています。

制度の違い|根拠となる法律・管轄・目的

保育士は「児童福祉法」、幼稚園教諭は「学校教育法」

保育所は児童福祉法上の「児童福祉施設」で、保護者が働いているなど家庭で保育できない子どもを預かる福祉の施設です。幼稚園は学校教育法上の「学校」で、小学校・中学校と同じ学校教育の一段階として位置づけられています。

管轄はこども家庭庁と文部科学省

保育所は2023年4月にこども家庭庁が発足するまで厚生労働省の管轄でした。幼稚園は文部科学省です。認定こども園はこども家庭庁と文部科学省の共管です。管轄が違うため、保育の指針も違います。保育所は「保育所保育指針」、幼稚園は「幼稚園教育要領」、幼保連携型認定こども園は「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」に基づきます。

目的の違いは「養護」があるかどうか

保育所保育指針は、保育を「養護と教育を一体的に行うこと」と定義しています。養護とは、生命の保持と情緒の安定を図ることで、食事・排泄・睡眠・着替えなど生活そのものを支える営みです。幼稚園教育要領には養護という概念がなく、環境を通した教育が中心です。ただし、3歳以上の教育内容(5領域:健康・人間関係・環境・言葉・表現)は保育所と幼稚園で共通化されており、幼児期の教育の中身には大きな差がありません

資格の違い|保育士資格と幼稚園教諭免許の種類・取り方

保育士資格:国家資格で、取り方は2通り

①指定保育士養成施設(大学・短大・専門学校)を卒業する、②保育士試験に合格する、のどちらかで取得し、都道府県に登録して保育士証の交付を受けます。保育士試験は年2回実施され、筆記9科目と実技(音楽・造形・言語から2つ)があります。更新制度はなく、一度取れば失効しません

幼稚園教諭免許:教員免許で、3種類ある

免許の種類取得方法備考
専修免許状大学院で修士課程を修了主に管理職・研究職を目指す人
一種免許状4年制大学で所定の課程を修了もっとも一般的
二種免許状短大・専門学校で所定の課程を修了職務内容は一種と同じ。園長になるには一種が必要な場合がある

養成課程を修了せずに免許を取る道として「幼稚園教員資格認定試験」があり、年1回実施されます。合格すると二種免許が得られますが、合格率は高くありません。

教員免許更新制は廃止されている

幼稚園教諭免許には以前10年ごとの更新講習がありましたが、2022年7月に更新制は廃止されました。現在は、更新講習を受けなくても免許は有効です。過去に更新せず失効扱いになっていた免許も、廃止後は有効な免許として扱われます(手続きが必要な場合があります)。

仕事内容の違い|「養護と教育」と「教育」

保育士:生活のすべてを支える

授乳・おむつ替え・離乳食・午睡といった乳児の生活援助から、幼児の集団活動まで、子どもの1日の生活全体を支えます。0歳児クラスでは保育士1人が3人を見る密な関わりで、幼児クラスでは25人を1人で見る集団の運営になります。書類は保育日誌・連絡帳・指導計画・個人記録・要録など。保護者への支援も児童福祉法上の職務です。詳細は保育士の仕事内容とは?にまとめています。

幼稚園教諭:教育活動と、その計画・準備

満3歳以上の子どもを対象に、幼稚園教育要領に基づく教育活動を行います。製作、音楽、運動、文字や数への興味づけなど、設定した活動を展開し、環境を構成するのが中心です。子どもが帰った午後は、翌日の準備、教材研究、指導案の作成、行事の準備に充てられます。生活援助は保育園より少なく、その分、行事と教育的な計画の比重が高いのが特徴です。

共通していること

子どもの発達を観察し、計画を立て、振り返り、保護者と連携する、という専門性の核は同じです。3歳以上の教育内容は制度上共通化されているため、幼児クラスの保育士と幼稚園教諭の仕事は、実際にはかなり重なります

1日のスケジュールの違い【比較】

時間保育士(認可保育園・中番)幼稚園教諭
7:00〜8:30早番が受け入れ・合同保育出勤、教室の準備、朝の打ち合わせ
8:30〜9:30クラスへ移動、自由遊び、朝の会登園受け入れ、朝の会
9:30〜11:30設定保育・戸外遊び・散歩設定保育(製作・音楽・運動など)
11:30〜12:30給食、歯磨き昼食(弁当または給食)
12:30〜14:30午睡。呼吸チェックをしながら交代で休憩と書類自由遊び、帰りの会、14時ごろ降園
14:30〜17:00おやつ、自由遊び、帰りの会、順次降園、保護者対応預かり保育の担当、または翌日の準備・教材研究・指導案作成・会議
17:00〜19:00延長保育(遅番)、施錠預かり保育(担当の場合)、退勤

差が出るのは「午後」

保育園では午後も子どもがいるため、書類や準備は午睡中の限られた時間か、勤務後に回ります。幼稚園では14時以降、子どものいない時間に準備ができます。ただし、幼稚園は預かり保育の拡充で午後も子どもがいる園が増えており、「午後は事務の時間」という前提が崩れつつある点は知っておく必要があります。

勤務時間・休み・年間スケジュールの違い

保育園:シフト制、長期休暇は少ない

開所時間が12時間前後あるため、早番・中番・遅番のシフトで勤務します。土曜も開所している園が多く、月1〜2回の土曜出勤があります。年末年始以外に園が閉まる期間はほとんどなく、夏休みは有給で取る形になります。

幼稚園:固定時間が中心、長期休暇あり

子どもの登園時間に合わせた固定勤務が基本です。夏休み・冬休み・春休みがあり、この期間は子どもが登園しません。ただし、預かり保育の担当、研修、行事の準備、教室の整備などで出勤する日はあり、「休みが1か月ある」わけではありません。園によっては長期休暇中の勤務日数が大きく違います。

行事の重さ

幼稚園は教育機関としての行事(運動会・発表会・作品展・参観日)が多く、規模も大きい傾向があります。保育園も行事はありますが、園によって数と規模の差が大きく、行事を減らす方針の園も増えています。

給料の違い|どっちが高い?

厚生労働省の賃金構造基本統計調査では、保育士と幼稚園教諭の平均年収はほぼ同水準で、年によって幼稚園教諭がやや高く出ることがあります。差は十数万円程度で、職種の差というより、勤め先の法人・公立か私立か・地域・役職による差のほうがはるかに大きくなります。

保育士の給料は上昇傾向

処遇改善等加算や公定価格の引き上げが続き、保育士の平均年収はここ数年で上がっています。キャリアアップ研修による役職手当(月額最大4万円)も保育士側の制度です。年代別・地域別の相場は保育士の給料はいくら?、役職で上げる方法は保育士等キャリアアップ研修とはで解説しています。

公立か私立かで大きく変わる

公立の保育士・幼稚園教諭は地方公務員で、年功で給料が上がり、退職金も手厚くなります。私立は法人の給与テーブル次第です。公立を目指す場合の試験と待遇は公務員保育士になるには?をご覧ください。

どっちが大変?どっちが難しい?

大変さの質が違う

保育士幼稚園教諭
身体的な負担大きい(乳児の抱っこ、長時間の生活援助)中程度(3歳以上のみ)
勤務時間の負担シフトで生活リズムが不規則。長期休暇なし固定時間。長期休暇中は負担が軽い
行事・制作の負担園による差が大きい多い園が多く、作り込みも求められやすい
書類の負担多い(乳児の連絡帳・個人記録が加わる)指導案・教材研究が中心
命を預かる緊張0歳からのため大きいあるが乳児ほどではない

結論としては、保育士は「生活を支える負担と長時間シフト」、幼稚園教諭は「教育的な準備と行事の負担」が大変さの中心です。どちらが大変かは人によって違い、乳児の世話が苦にならない人には保育園が、行事や製作の準備が得意な人には幼稚園が合います。

資格の難易度

「どっちが難しい」という問いは、資格の取り方によって答えが変わります。養成校を卒業するルートなら、どちらも卒業すれば取得できます。試験で取るなら、保育士試験は合格率が2割台で決して易しくありません。幼稚園教員資格認定試験はさらに合格率が低く、養成課程を経ずに取るのは難しい免許です。ただし、保育士資格を持っていれば特例制度で幼稚園教諭免許を取りやすいため、実際には保育士から入る人が多くなっています。

保育士・幼稚園教諭それぞれのメリット・デメリット

保育士のメリット

  • 働ける場所が幅広い(保育所、こども園、児童福祉施設、企業内、院内、児童発達支援など)
  • 0歳からの発達を見られる。乳児の変化の速さは保育士だけの経験
  • 求人が多く、全国どこでも仕事がある
  • 働き方の選択肢(正社員・パート・派遣・単発)が広い
  • 処遇改善の制度が整い、役職手当のルートがある

保育士のデメリット

  • シフト勤務で生活が不規則になりやすい
  • 長期休暇がない
  • 乳児を担当すると身体的な負担が大きい
  • 書類の量が多い園がある

幼稚園教諭のメリット

  • 固定時間で生活リズムが安定しやすい
  • 長期休暇がある(子どもが登園しない期間)
  • 教育活動に集中でき、教育的な専門性を深められる
  • 3歳以上のみで身体的な負担は比較的軽い

幼稚園教諭のデメリット

  • 働ける場所が幼稚園と認定こども園に限られる
  • 行事の規模が大きく、準備と制作の負担が重い園が多い
  • 幼稚園の数は減少傾向で、こども園への移行で求められる役割が変わっている
  • 免許のみでは0〜2歳児を担当できない

認定こども園と「保育教諭」|両方の資格が求められる理由

認定こども園とは

幼稚園と保育園の機能を併せ持ち、保護者の就労にかかわらず子どもを受け入れる施設です。幼保連携型・幼稚園型・保育所型・地方裁量型の4類型があり、幼稚園や保育園からの移行で年々増えています。

保育教諭には両方の資格・免許が必要

幼保連携型認定こども園で働く職員は「保育教諭」と呼ばれ、原則として保育士資格と幼稚園教諭免許の両方が必要です。片方しか持っていない人のために経過措置が設けられており、この期間内であればどちらか一方でも保育教諭として働けます。経過措置は2029年度末(2030年3月)まで延長されています。

1号・2号・3号認定で子どもの帰る時間が違う

こども園には、幼稚園枠の1号認定(教育時間のみ、14時ごろ降園)、保育枠の2号認定(3歳以上、長時間)、3号認定(0〜2歳、長時間)の子どもが同じ園にいます。同じクラスの中で帰る時間が違うため、午後の活動設計や書類の扱いが保育園・幼稚園とは変わります。

保育士が幼稚園教諭免許を取るには【幼保特例制度は2029年度末まで】

幼保特例制度の条件

保育士資格を持ち、保育所等で3年以上かつ4,320時間以上の実務経験がある人は、大学等で指定された8単位を修得すれば、幼稚園教諭二種免許状を取得できます(一種の場合は別途要件あり)。通常なら養成課程で数十単位が必要なところ、大幅に軽減される制度です。

対象となる実務経験

認可保育所、幼保連携型認定こども園、幼稚園併設型認可外保育施設、認定こども園を構成する認可外保育施設などでの勤務が対象です。認可外保育施設のうち対象外のものもあるため、自分の経歴が該当するかは都道府県の教育委員会に確認してください。

取得までの流れ

  1. 実務経験の証明書を勤務先(複数の園なら各園)から取得する
  2. 特例制度に対応した大学・短大・通信制大学で8単位を履修する(通信制なら働きながら半年〜1年程度)
  3. 必要書類をそろえて、都道府県の教育委員会に免許状の授与を申請する

期限に注意

特例制度は当初2019年度末まででしたが、延長を重ね、現在は2029年度末(令和11年度末)までとされています。それ以降の扱いは未定なので、取得を考えているなら期限内に動くのが確実です。

幼稚園教諭が保育士資格を取るには

幼稚園教諭免許を持ち、3年以上かつ4,320時間以上の実務経験がある人は、指定の8単位を大学等で修得すると保育士試験の筆記・実技がすべて免除され、保育士資格を取得できます。実務経験がない場合でも、幼稚園教諭免許があれば保育士試験の一部科目(保育の心理学、教育原理、実技)が免除されます。こちらも特例の期限は2029年度末までです。

両方の資格が取れる学校・両方持つメリット

養成校で同時に取る

保育士養成課程と幼稚園教諭養成課程の両方を持つ大学・短大・専門学校では、卒業と同時に両方を取得できます。こども園の増加を受けて、両方取れる課程を選ぶ学生が主流になっています。学校を選ぶ際は、両方の課程があるか、実習の負担がどの程度かを確認してください。

両方持つメリット

  • 保育園・幼稚園・認定こども園のすべてに応募できる
  • こども園の求人で「両方必須」の条件に当てはまる
  • 転職の選択肢が広がり、条件交渉で有利になる
  • キャリアアップ研修の分野選択でも、幼児教育の理解が活きる

保育園から幼稚園へ、幼稚園から保育園へ転職するときの注意点

保育園から幼稚園へ

幼稚園教諭免許が必要です。持っていない場合は特例制度で取得してから応募します。仕事の重心が「生活援助」から「教育活動と行事」に移るため、製作・行事の準備が苦にならないかを自分に確認してください。長期休暇中の勤務日数は園によって違うので、面接で確認します。

幼稚園から保育園へ

保育士資格が必要です。認可保育園では原則として保育士の配置が求められますが、保育士不足への対応として、幼稚園教諭を保育士の一部として算入できる特例があります(保育士の3分の1まで、3歳以上児の担当など条件あり)。ただし正式には保育士資格を取得してから応募するのが確実です。0〜2歳児を担当する可能性、シフト勤務、土曜出勤の有無を確認してください。

どちらの場合も:面接で確認すること

勤務時間の実態、行事の数、書類の量、休みの取り方は、園によって差があります。角を立てずに聞く言い回しは保育士の面接でよく聞かれる質問と答え方、応募書類の書き方は保育士の履歴書の書き方にまとめています。転職全体の流れは保育士の転職完全ガイドをご覧ください。

どちらが向いている?判断のための5つの問い

  1. 乳児の生活援助(授乳・おむつ・寝かしつけ)に喜びを感じるか → 感じるなら保育士
  2. 教育的な活動を計画し、展開することに関心があるか → 強いなら幼稚園教諭
  3. シフト勤務と固定勤務、どちらが生活に合うか → 固定なら幼稚園、柔軟に選びたいなら保育士
  4. 長期休暇と、年間を通した安定した収入、どちらを重視するか → 休暇なら幼稚園
  5. 働く場所の選択肢の広さを重視するか → 重視するなら保育士(こども園を含めるなら両方)

迷うなら、まず保育士資格を取り、特例制度で幼稚園教諭免許を足すのが現実的な順序です。働ける場所が広く、求人も多く、こども園にも対応できます。保育士の仕事の実像は保育士の仕事内容とは?、やりがいの実感は保育士のやりがいと大変なことで整理しています。

サポートを受けて転職したい人向けの転職エージェント

自分で求人を探して直接応募するのが合う方もいれば、担当者に相談しながら、年収などの条件交渉まで任せたいという方もいます。「サポートを受けて、しっかり転職したい」という場合は、次のような転職エージェントも選択肢になります。

マイナビ保育士

マイナビ保育士

首都圏での転職なら!
マイナビブランドの安心感

人材大手・株式会社マイナビが運営する保育士専門の転職支援サービス

公開求人数
約15,000件
対応エリア
全国(首都圏中心)
  • 首都圏の求人に強く、都市部で転職を考えている保育士さんに向いている
  • アドバイザーが実際に園を訪問し、雰囲気や内情まで教えてくれる
  • 履歴書の添削や面接対策などのサポートが手厚く、初めての転職でも安心

向き・不向き

向いている人

  • 手厚いサポートを受けたい
  • 首都圏で正社員を目指したい
  • 初めての転職で不安がある

向いていない人

  • 地方の求人を中心に探したい
  • 担当者との電話を避けたい
  • 自分のペースで進めたい

株式会社マイナビ/厚生労働大臣許可番号 13-ユ-080554/求人数・対応エリアは2026年7月時点の各公式サイト掲載情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

保育士ワーカー

保育士ワーカー

保育業界トップクラスの求人数!
全国どこでも相談できる

株式会社トライトキャリアが運営する保育士専門の転職支援サービス

公開求人数
約15,000件
対応エリア
全国
  • 全国に拠点があり、地方やUターン・Iターン転職にも対応してくれる
  • 非公開求人や園長・主任などの役職付き求人も多数保有している
  • 面接の同行や条件交渉、入職後のフォローまで一貫して支援してくれる

向き・不向き

向いている人

  • 地方で転職先を探したい
  • 非公開求人を紹介してほしい
  • 条件交渉を任せたい

向いていない人

  • 電話連絡を避けたい
  • 自分で求人を探したい
  • 単発・スポットで働きたい

株式会社トライトキャリア/厚生労働大臣許可番号 13-ユ-309282/求人数・対応エリアは2026年7月時点の各公式サイト掲載情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

保育士と幼稚園教諭の違いに関するよくある質問

保育士と幼稚園教諭の違いを簡単に言うと?

保育士は児童福祉法に基づく福祉の国家資格で、0歳から就学前の子どもの生活全体を支えます。幼稚園教諭は学校教育法に基づく教員免許で、満3歳から就学前の子どもに教育を行います。管轄はこども家庭庁と文部科学省で、預かり時間や休みの取り方が違います。

保育士と幼稚園教諭の給料はどちらがいいですか?

平均年収はほぼ同水準で、年によって幼稚園教諭がやや高く出る程度です。職種の差より、公立か私立か、法人の給与テーブル、地域、役職による差のほうが大きくなります。保育士は処遇改善の制度が整っており上昇傾向にあります。

幼稚園教諭と保育士のどちらが良いですか?

乳児の生活援助に喜びを感じ、働く場所の選択肢を広く持ちたいなら保育士。教育活動に関心があり、固定勤務と長期休暇を重視するなら幼稚園教諭が向いています。迷うなら保育士資格を取ってから特例制度で幼稚園教諭免許を足す順序が現実的です。

幼稚園教諭と保育士はどっちが難しいですか?

養成校を卒業するルートならどちらも卒業で取得できます。試験で取る場合、保育士試験は合格率2割台で易しくなく、幼稚園教員資格認定試験はさらに合格率が低くなります。保育士資格があれば特例制度で幼稚園教諭免許を取りやすいため、実際は保育士から入る人が多いです。

保育士が幼稚園教諭の免許を取るにはどうすればいいですか?

幼保特例制度を使います。保育所等で3年以上かつ4,320時間以上の実務経験があれば、大学等で指定の8単位を修得することで幼稚園教諭二種免許状を取得できます。通信制大学なら働きながら履修でき、期限は2029年度末までです。

幼稚園教諭免許だけで保育園で働けますか?

認可保育園では原則保育士資格が必要ですが、保育士不足への対応として幼稚園教諭を保育士の3分の1まで算入できる特例があります。確実に働くには保育士資格を取得するのが基本で、幼稚園教諭免許があれば保育士試験の一部科目が免除されます。

保育教諭とは何ですか?

幼保連携型認定こども園で働く職員の呼び名で、原則として保育士資格と幼稚園教諭免許の両方が必要です。片方しか持っていない人のための経過措置が2029年度末まで設けられています。

幼稚園教諭免許の更新は必要ですか?

不要です。教員免許更新制は2022年7月に廃止され、更新講習を受けなくても免許は有効です。過去に失効扱いになっていた免許も、廃止後は有効な免許として扱われます。

保育士と幼稚園教諭の1日の流れはどう違いますか?

保育士は7時ごろから19時ごろまでの開所時間をシフトで分担し、午睡中も呼吸チェックと書類で手が空きません。幼稚園教諭は登園から14時ごろの降園まで教育活動を行い、午後は準備や教材研究、預かり保育の担当に充てます。差が出るのは午後の使い方です。

まとめ:違いは「福祉か教育か」、境目は「こども園」で溶けている

  • 保育士は児童福祉法・こども家庭庁・0歳から・養護と教育、幼稚園教諭は学校教育法・文部科学省・満3歳から・教育
  • 働き方の実感を分けるのは預かり時間(シフトか固定か)と休み(長期休暇の有無)
  • 給料はほぼ同水準。差は職種より公立・私立、法人、地域、役職で決まる
  • 認定こども園では両方が求められる。幼保特例制度は2029年度末まで
  • 迷うなら保育士資格を先に取り、特例で幼稚園教諭免許を足す順序が現実的

どちらを選んでも、子どもの発達を支える専門職であることに変わりはありません。違いを知ったうえで、自分の生活と関心に合うほうを選んでください。保育士として働く場所を比べたい方は保育士の働き方と職場の選び方、幼稚園教諭から別の道を考えている方は幼稚園教諭から一般企業に転職や就職できる?もあわせてご覧ください。